■第23号 「哀…しりそめし頃に…」
 (2005/06/06)


部: はいはい、今回も無事に夏コミ当選いたしましたヨー!


ひ: わーわードンドンパフパフ(テンプレ)


部: つーわけで、それをお祝いして今日はビールで酒盛りをやる!


ひ: 待ってましたー(虫姫調)


部: では…









部: とまあ、軽く奇面組ネタなど繰り出して
   機先を制してみたわけだがどうだろうか。


ひ: とても宜しい具合だと思います。


部: うむ、良き哉良き哉。
   さて、その夏コミだが…今回は確か、サンソフトねおじおネタで
   攻める予定だったね?


ひ: まあぶっちゃけ、わくわく&ギャラファイ本ですな。


部: フォッフォッフォ、ちょうど夏頃にはバトコロも出るし
   こりゃあタイミング的にもちょうどいい塩梅じゃのぅお〜。


ひ: バトコロ?
   バトコロには、サンソフトキャラはいないみたいだけど。


部: は?


ひ: いや、だから…
   バトコロにはサンソフト系のキャラは一人も出る予定がないの!
   ぶっちゃけ、サンソフトはプレイモアからハブにされたんですヨ!


部: なにぬね!
   ソイツはトゥルーなのかいボーイ!


ひ: まことの話にございます。


部: んんんーゆるるさーーん!
   こうなったら今回のSHD通信は、それでどうなるわけでもないが
   わくわく&ギャラファイがいかにゴイスーなガメだったか、
   我々のアツいサン電子リスペクトを思うさまブチまけてくれよう!
   それでどうなるわけでもないけど!


ひ: 了解いたしました。



■乳ゆれバンザイ 〜ギャラクシーファイト〜

時はまさに世紀末(by TOMCAT)の1994年――
部長が対空覇王の暴発に悩まされ、
キレGがツバメ返し&残像踏み込み斬りの鬼っぷりに悪夢を見せられていた
ちょうどその頃、彗星のごとく颯爽と現れたのがこのゲームである!


当時をふりかえってみると、何はなくともおっぱいポヨンポヨンを見るために
プレイしていたわけで、我々的にはルーミちゃんゲーであり
それ以上でもそれ以下でもない。


原画の設定項目に「ムネはスキあらばゆれるぞ」と記載されていただけあり、
立ってるだけでもポヨンポヨン、技を出すたびポヨンポヨンといった有り様であった。
94年といえば、KOF94でも舞ちゃんが常軌を逸した乳揺れを披露した
年であり、まさに胸揺れフィーバロンの年だったと言えるだろう。


一応もう一人ジュリという女キャラがいるが、あまりにも存在感が
希薄なので忘れても問題ない。そもそも、アダルト系のキャラのくせに
ルーミちゃんよりバストが小さいという時点で存在価値など無い。


さらに彼女が疎まれる原因として、そのあまりに激しき性情が挙げられる。




↑見よ、この不遜な態度!
人に面と向かって「虫唾が走る」など、なかなか言えるモノではあるまい。
しかも腹の底から大声で、人差し指まで突きつけて!


ちなみにこの台詞、当然(?)ルーミちゃんに向けられるものなのだが、
他キャラの彼女に対する台詞もなかなか痛烈なものが多い。
ルーミちゃんでプレイしていると、もれなく








といった罵詈雑言を立て続けに浴びることになる。
この他キャラからの扱いを見ても判るように、当ゲームにおいて
彼女の存在ははっきりいって浮いている


グラフィックやサウンドなど、全体的にかなり高いレベルで
硬派なSFの世界観を構築してるわりに、こういった微妙なところで
外しているのがギャラクシーファイトの不思議な魅力といえよう。




中ボスこんなヤツだし。


外しているといえば、無限フィールドやちょっぱやダッシュなど
爽快感を重視したシステムを組み込んでいるわりに
CPUは超反応の凶悪アルゴリズムで、爽快感のカケラもない
作業プレイを強要されることになる本末転倒っぷりもポイント高し。
龍虎2とかのCPU戦を楽しめる人なら問題なく遊べるよ!



■萌え要素詰め込みすぎ 〜わくわく7〜

ギャラクシーファイトから2年、サンソフトが満を持して繰り出したのが
このわくわく7である!キャラ数はたったの7人であるが、それぞれが
異常に個性的なのでボリュームの少なさを全く感じさせない作りに
なっているのに当時たいそう驚いたものである。


わくわく7といえば、やはり牧原アリーナの存在が大きいと言えるだろう。
乳揺れのギャラファイとの差別化を図ったのか、アリーナはとりわけ
下半身の描写にスタッフのこだわりが感じられる。



やたら脚の曲線に気合が入っているのである!
ちなみにこの垂直ジャンプのポーズは、アニメーションがなんか
とてもアリーナらしくていい感じだと思うがどうか。


とにかく、思うさまドット絵で萌えられるようツボ押さえまくりの
計算しつくされたキャラデザの妙は、見事という他ない。


アニメーションといえば、アリーナはオープニングからして
他キャラにくらべて異様に枚数の多いアニメーションが用意されており、
格の違いを見せ付けている。



ついでに、尻も見せ付けられるので要チェックだね!


とまあ、これだけスタッフの寵愛を受け、ゲーム内で優遇されて
いるにも関わらず、ゲーメストが行った人気投票では



票の大半が自動人形に入るという痛ましい結果に終わっている。
「ああ、このゲームのファンって、そういう人たちばっかりなんだ…」
と、何か物悲しい気分になったあの日のことは
今でも昨日のことのように思い出すことができるよ…。


ゲーム内容については、CPU戦の難易度が緩和されて
格段に遊びやすくなっている。反応が適度にヌルいので、連続技や
ハラハラアタックを狙っていくだけの余裕があるのが嬉しい。
さらにスコアアタックも、より指針がハッキリしており
気軽に狙っていける仕組みになっていて好感触。


こういった前作での問題点を省みて、きっちりクリアしているあたり
サンソフトというメーカーのレベルの高さを感じさせる。
「対戦格闘ゲーム」としてはどうだか判らないが、かなり純度の高い
ゲーム性を有した作品であることは間違いない。


ボーナス君の基本グラフィック以外、全て新規作り起こしでありながら
これだけ高いレベルでまとまっているわくわく7は、数ある格ゲーの
中でも最高峰のキャラゲーであると声高らかに断言するものである。




あと、夏美でか過ぎ。





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