その21 「原型完成後」
 型の作業風景です。

原型が終わっても、ココからまた難関が続きます。 まず、御覧のように完成した原型を粘土に埋めて、
ブロックで囲った後、シリコンを流していきます。 このシリコンが固まれば片面完成となるワケですが、
粘土埋めの際、二面型で無理なくパーツが取り出せ、かつキャストの流動もよい配置にしなければ
ならないため、非常に神経を使います。

 また、パーツ周りの粘土は、綺麗に整えてパーツに沿わせないと、バリや湯溜まりの原因になるので
これもヘラを使った非常に細かい作業になります。

 片面のシリコンが固まったら、ひっくり返し、裏から今度は粘土埋めの粘土を取り除きます。
これも粘土が残っているとバリなどの原因になるので入念に。

 で、粘土を除去し終わったら、もう半面にシリコンを流して又固まるまで放置します。
これで固まれば、「原型が入った状態の型」が、一旦出来上がるワケです。

 型枠にていたブロックを取り除き、原型を外したら、キャストの通り道になるランナー部分を彫ってやり、
これで型の完成です。
・・・何か鉄道模型で渓谷の情景を作ってるみたい(笑
手前の丸いのは「刀のツバ」です。 今回の粘土埋めで一番ラクな
パーツでした(笑
で、こうなりました。 薄いパーツは取り出しの際の欠損が恐いですが、
何よりキャストが流れ難いのが難点です。
 髪の毛の型の粘土埋め完了〜!

何だかんだで4時間くらい掛かりましたでしょうか。
これにダボを打ってやり、ブロックで囲ったら
離型剤をドバドバぶっかけてシリコンを流し込みます。
 製作中に割と難題っぽい箇所をピックアップしていきたいと思います。

マズうなじ部分、コレは写真を見ていただけるとお分かりと思いますが、耳とモミアゲ部分に
合わせて顔を髪の毛にはめると、御覧の通りうなじ毛の付け根部分に大きく隙間が出来ます。
抜き具合によってパーツごと違うかも知れませんので、もし購入された方で、面倒でない方が
いらっしゃいましたら、「コッチのはこうだった」というレポート頂けましたら嬉しいです。
メルでも掲示板でも構いませんので。

 コレは熱湯による整形よりも、隙間をパテで埋めてしまう方が確実かと思います。
処理が終わりましたら又UPします。 
 続いてオシリのパーツ合わせ目の部分。

これもパーツを前で合わせると、オシリの方に隙間が出来てしまいます。
同じくパテでオシリのお肉を延長し、すり合わせる必要があります。 これが一番厄介な場所かと。
画像はまだ基礎を盛った段階ですのでデコボコですが、この後入念な盛り削りを行いすり合わせて
いきます。

 コチラは恐らくキャストの「引け」だと思われますので、全パーツこうかと思います。
まだ粘土を盛っていない上のほうに隙間が確認できます。
 後は現段階で大きな気泡が入っていた箇所などです。

左の画像、右肩ボンボンの付け根部分は、大きく隙間が開くので、
これまた割と盛大に粘土を盛っています。(今回は、実験的にエポパテ
ではなく「ファンド」を使っています。)

 また、着物前合わせ肩部分にも大きな気泡が入っていました。
これはパーツごとでまちまちだと思います。 現在は全て埋まっています。

 左上の脚は、抜き損じだったのでドッカリ大きな気泡が入っていました。
今は御覧の通りスッカリ埋まっていますが、接地面も含んでいるので、
これまた仕上げが大変です。

 ・・・何かまた同じ原型を作っている感覚に・・・(^.^;
 背中の「霞マーク」です。

割とモールドの端にプツプツと気泡が出来ているので、全て瞬着で埋めました。
一部気泡で「文字の線自体が無くなっている」トコロもあったので、そちらは
ファンドで埋めています。 エッジにカッターを入れたら、サフがパキっと剥がれて
しまった箇所があり、結構エッジがデコボコになってしまっています(^.^;
←粘土で埋めた箇所